【9/14 ゴールド朝刊】XAUUSDは横ばい(+0.0%)で4408.9ドル 今日はCPI m/m(カナダ)に注目

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昨日のゴールド振り返り

前営業日のゴールド(XAUUSD)は、始値4375.0ドルからスタートし、高値4380.0ドル、安値4360.5ドルのレンジを形成したのち、終値は4408.9ドルとなりました。前日終値との比較では変化幅0.0ドル(変化率0.0%)となっており、日中値幅は19.5ドルとやや落ち着いた値動きだったことが読み取れます。

前営業日の15分足(日本時間)
前営業日の15分足(日本時間)

時間帯別の値動きを、東京・欧州・NYの3つのセッションに分けて整理すると、以下のようになります。

セッション 始値 高値 安値 終値 変化
東京時間(7〜15時) 4359.4 4392.5 4341.4 4386.6 +27.2
欧州時間(15〜21時) 4386.8 4402.0 4372.1 4375.0 -11.8
NY時間(21時〜翌6時) 4375.3 4444.9 4333.0 4408.9 +33.6

東京時間は買いが優勢となり27.2ドルの上昇で推移しましたが、欧州時間に入るとやや上値が重くなり11.8ドルの反落となりました。その後のNY時間では値幅が大きく広がり、安値4333.0ドルから高値4444.9ドルまで100ドル超のレンジを記録しながら最終的に33.6ドルの上昇で終えています。参考情報として、日中の高値形成は日本時間22:45頃、安値形成は21:30頃とされており、NY時間の序盤に値が崩れたあと、終盤にかけて切り返す展開だったことがうかがえます。

直近5営業日の推移を見ると、9月8日に-0.81%、9月9日に+1.21%、9月10日に-1.99%、9月11日に+1.16%と一日ごとに方向感が入れ替わる不安定な値動きが続いており、9月13日時点では変化率0.0%で足踏みとなっています。方向性を欠く綱引き相場が続いている点は、テクニカル面の解説でも踏まえておきたいポイントです。

テクニカル状況

指標 数値 読み方の目安
RSI(14) 34.5 売られ過ぎ寄りの水準で、下落基調の強さを示唆
ATR(14) 81.31 1日あたりの平均的な値動き幅の目安。現状のボラティリティ水準を表す
ADX(14) 16.4(+DI 25.7 / -DI 27.7) ADXが20を下回りトレンドはやや弱め。-DIが+DIをわずかに上回り下向き優勢
MACD 25.14(シグナル48.31・ヒストグラム-23.17) MACDがシグナルを下回りヒストグラムはマイナス圏で、短期的には弱含み
ストキャスティクス %K 33.7 / %D 27.4 売られ過ぎ圏に近く、%Kが%Dを上回り下げ止まりの兆しも
ボリンジャーバンド 上限4672.35 / 下限4273.93 終値はバンド中央より下寄りで、下限方向へのバイアスがやや強い
SMA20/50/200 4473.14 / 4273.23 / 4528.73 終値はSMA20・SMA200の下、SMA50の上に位置し、短期・長期は下向き、中期は上向きと方向感が交錯

オシレーター系の指標を見ると、RSIは34.5と中立圏を下回り、ストキャスティクスの%K・%Dも30前後で推移していることから、売られ過ぎに近い水準にあると言えます。一方でMACDはシグナルラインを下回り、ヒストグラムもマイナス圏にあるため、直近の勢いとしては下向きの力がやや強い状態です。オシレーター系だけを見ると「下げ止まりが近いのでは」というシグナルと「まだ下向きの勢いが続いている」というシグナルが混在しており、単独での判断は難しい局面と言えるでしょう。

トレンド系の指標では、ADXが16.4とトレンドの強さを示す基準線である20を下回っており、明確な方向感に乏しいレンジ的な相場であることが示唆されます。+DIと-DIの差もわずかで、方向性の優劣がはっきりしません。移動平均線の並びを見ると、終値はSMA20(4473.14)とSMA200(4528.73)を下回る一方、SMA50(4273.23)は上回っており、短期・長期の下向きと中期の上向きが交錯するねじれた状態です。ボリンジャーバンドは上限4672.35・下限4273.93で、終値はバンドの中央よりやや下寄りに位置しています。一目均衡表では、価格は雲の上に位置しているものの、転換線(4401.1)は基準線(4472.45)を下回り、価格も基準線を下回っていることから、短期的な上値の重さも意識される状況です。雲の上限は4277.15、下限は4143.72であり、下値のサポートゾーンとして参考にされる水準です。また直近のレジスタンスは4670.9、サポートは4292.2として意識されています。

XAUUSD日足・直近30営業日(色付きが前営業日)
XAUUSD日足・直近30営業日(色付きが前営業日)

本日の経済指標

時刻(JST) 国・通貨 指標名 重要度 予想 前回
21:30 カナダ(CAD) CPI m/m 高 -0.1% 0.5%
21:30 カナダ(CAD) Median CPI y/y 高 2.0% 2.0%
21:30 カナダ(CAD) Trimmed CPI y/y 高 1.9% 1.9%

本日はカナダの消費者物価指数(CPI)関連の指標が3本、いずれも重要度「高」として予定されています。CPIはインフレ動向を測る代表的な指標であり、市場予想を上回るか下回るかによってカナダ中央銀行の金融政策見通しが変化しやすく、カナダドルの変動を通じて外国為替市場全体のセンチメントに影響を与えることがあります。特にMedian CPIやTrimmed CPIといったコア指標は、変動の大きい品目を除いた基調的な物価動向を示すため、市場参加者から重視される傾向があります。カナダのインフレ指標自体が直接ゴールド相場を動かす場面は限定的ですが、グローバルな金融政策観測や米ドル指数の動きを通じて、間接的にゴールド価格に波及することがある点は意識しておきたいところです。

注目ニュースと相場への影響

「米就業者 市場予想に反し減少 利上げ観測後退で円高ドル安進む」という見出しからは、米国の雇用者数が市場予想を下回ったことが読み取れます。雇用統計が弱い結果となった場合、一般に米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ観測が後退し、米金利低下・ドル安の流れにつながりやすいとされています。金利のつかないゴールドにとって、金利低下観測はドル建て資産としての相対的な魅力を高める要因となり得るため、こうした流れは金相場の下支え材料として意識されやすい傾向があります。

「NY外国為替市場 円高ドル安が進む 米雇用統計発表受け」という見出しは、上記の雇用統計を受けてニューヨーク市場でドル安・円高が実際に進行したことを示しています。ドル安は一般にドル建てで取引されるゴールド価格を押し上げやすい方向に働くとされ、為替市場での反応がそのままコモディティ市場にも波及する典型的な例として捉えられます。

「円相場 値下がり 米雇用統計発表控え様子見の投資家も」という見出しからは、指標発表前の時間帯には投資家の間で様子見姿勢が広がり、方向感の乏しい値動きになりやすかったことがうかがえます。重要指標の発表を控えた局面では、ポジション調整の動きが先行し、結果発表後に大きく値が動くという展開は為替・ゴールドいずれの市場でも共通して見られる傾向です。

本日の注目ポイント

サポート・レジスタンスの観点では、直近のレジスタンス(上値抵抗)は4670.9ドル、直近のサポート(下値支持)は4292.2ドルが目安として意識されます。また、前営業日終値である4408.9ドルを基準に、ATR(14)を用いた値幅の目安としては、上値側でおよそ4490.21ドル、下値側でおよそ4327.59ドルの範囲が一つの参考水準となります。

仮に上値を試す展開となった場合は、まず4490ドル近辺での反応、その先には4670.9ドル付近のレジスタンスが意識される可能性があります。一方で下値を試す展開となった場合は、4327ドル近辺、さらに下では4292.2ドル付近のサポートが目安として参考にされることになります。いずれの方向についても断定的な見通しではなく、あくまで水準の整理としてご覧ください。

今日のワンポイント知識

本日はデイトレードなどでよく使われる「ピボットポイント」について解説します。ピボットポイントとは、前日の高値・安値・終値をもとに計算される、当日の値動きの目安となる価格水準のことです。代表的な計算方法では、まず中心となるピボット(P)を「(前日高値+前日安値+前日終値)÷3」で求め、そこから上下に複数のレジスタンス(R1・R2・R3)とサポート(S1・S2・S3)を算出します。この手法は株式やFX、コモディティなど幅広い市場で使われており、ゴールド相場でも節目の目安として参照されることがあります。

見方としては、価格がピボット(P)より上で推移していれば地合いはやや強め、下で推移していれば弱めと捉えられることが多く、R1・R2やS1・S2は短期的な利益確定や反発・反落が起きやすい水準として意識される傾向があります。ただし、これらの水準はあくまで「多くの市場参加者が意識しやすい目安」であって、必ずその価格で反応するというものではありません。

ゴールドのチャートで実践的に使う際の注意点としては、まず値幅の大きい日と小さい日ではピボット同士の間隔も変わるため、ATRなど別のボラティリティ指標と組み合わせて水準の重みを確認することが有効です。また、経済指標の発表など材料が多い日は、ピボットで示された水準を大きく飛び越えて価格が動くこともあるため、単独の根拠として過信せず、移動平均線やサポート・レジスタンスといった他のテクニカル情報と合わせて総合的に参考にする姿勢が大切です。

本記事は情報提供を目的としており、投資助言ではありません。

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