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昨日のゴールド振り返り
2026年9月24日のゴールド(XAUUSD)は、始値4324.4ドルからスタートし、高値4338.0ドル、安値4278.3ドルのレンジを形成した後、終値4310.1ドルで取引を終えました。前営業日終値4322.7ドルからは12.6ドル安(前日比-0.29%)となり、日中値幅は59.7ドルとなっています。ATR(14)の98.86ドルと比較すると、この日の値幅はその約0.6倍にとどまり、前営業日に比べてやや落ち着いた値動きだったと言えます。

時間帯別の値動きを見ると、東京時間・欧州時間にかけて下落が進み、NY時間に入ってやや値を戻す展開でした。15分足ベースでは10:15頃に高値、19:30頃に安値を付けたとされ、欧州時間の後半にかけて売りが強まったことがうかがえます。
| 時間帯 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 | 変化 |
|---|---|---|---|---|---|
| 東京時間(7〜15時) | 4324.4 | 4338.0 | 4308.0 | 4313.6 | -10.8 |
| 欧州時間(15〜21時) | 4313.8 | 4323.0 | 4278.3 | 4300.4 | -13.4 |
| NY時間(21時〜翌6時) | 4300.2 | 4324.3 | 4279.5 | 4310.1 | +9.9 |
東京時間は高値圏からじりじりと軟化し、続く欧州時間で下げ幅を広げて安値4278.3ドルまで沈む展開となりました。その後のNY時間では買い戻しが入り、終値にかけてやや値を戻したことで、1日を通じては下落幅が縮小する形で取引を終えています。直近5営業日を振り返ると、9月18日終値4424.9ドル(+0.57%)から始まり、21日-0.93%、22日+0.28%、23日-1.67%、24日-0.29%と、直近2営業日で下落が続き、じわじわと水準を切り下げてきた流れが確認できます。
テクニカル状況
| 指標 | 数値 | 読み方の目安 |
|---|---|---|
| RSI(14) | 26.3 | 売られすぎ圏(30以下)で、短期的な下げ疲れの可能性も意識される水準 |
| ATR(14) | 98.86 | 1日あたりの想定変動幅の目安。前日の実際の値幅(59.7)はこれを下回る |
| ADX(14)・+DI・-DI | ADX15.0 / +DI13.5 / -DI19.4 | ADXが20を下回りトレンドの勢いは弱め。-DIが+DIを上回り方向性はやや下向き |
| MACD(シグナル・ヒストグラム) | MACD-18.46 / シグナル1.17 / ヒスト-19.63 | MACDがシグナルを下回り、ヒストグラムもマイナス圏で下向きの勢いを示唆 |
| ストキャスティクス%K・%D | %K13.9 / %D24.8 | 20以下で売られすぎ圏。%Kが%Dを下回り短期的な弱さが継続 |
| ボリンジャーバンド上限・下限 | 上限4593.24 / 下限4259.61 | 終値4310.1ドルは下限に接近しており、バンドの下側に位置 |
| SMA20・50・200 | 20:4426.43 / 50:4348.69 / 200:4555.72 | 終値はいずれの移動平均線も下回り、短期・中期・長期すべて下向きの並び |
オシレーター系の指標を見ると、RSI(14)は26.3、ストキャスティクス%Kは13.9、%Dは24.8といずれも売られすぎとされる水準に達しています。MACDはシグナルラインを下回り、ヒストグラムもマイナス圏を維持しており、短期的な下押し圧力が続いていることを示しています。一般に、これらのオシレーターが売られすぎ圏に入ると、下落の勢いが一服したり反発が意識されやすくなる傾向がありますが、それ自体が反転を保証するものではなく、トレンドが継続する局面では低水準に張り付いたまま推移することも珍しくありません。
トレンド系の指標では、終値がSMA20(4426.43)・SMA50(4348.69)・SMA200(4555.72)のいずれも下回っており、短期・中期・長期のすべての時間軸で価格が移動平均線の下に位置する形となっています。ADX(14)は15.0とトレンドの強さを測る目安である20を下回っており、方向性の明確なトレンドというよりは、方向感の乏しい調整局面にあることを示唆しています。ただし-DI(19.4)が+DI(13.5)を上回っており、弱いながらも下方向の圧力がやや優勢という状態です。ボリンジャーバンドは終値がバンド下限(4259.61)付近に近接しており、値動きがバンドの下側で推移していることも下押し圧力を裏付けています。一目均衡表では、価格は雲の中(雲の上限4315.6・下限4249.3)に位置し、転換線(4356.55)は基準線(4514.15)を下回り、価格も基準線を下回っています。雲の中での推移は方向感が定まりにくい局面とされ、サポート・レジスタンスの面では直近安値4273.3ドル、直近高値4697.7ドルが目安として意識されます。

本日の経済指標
| 時刻(JST) | 国 | 指標名 | 重要度 | 予想 | 前回 |
|---|---|---|---|---|---|
| 18:15 | 英国 | BOE Gov Bailey Speaks | 高 | – | – |
| 23:00 | 米国 | Revised UoM Consumer Sentiment | 中 | 47.4 | 47.8 |
| 23:00 | 米国 | Revised UoM Inflation Expectations | 中 | – | 4.6% |
重要度「高」とされるBOEベイリー総裁の発言は、英国の金融政策運営に対する市場の見方を左右しやすいイベントです。一般に中央銀行総裁の発言は、金利見通しに関するトーンの変化が読み取られると通貨の変動要因となり、それがドル指数を通じて間接的にゴールド相場にも波及することがあります。タカ派的と受け止められれば主要通貨高・ドル安要因として金の下支えに、ハト派的と受け止められればその逆の反応が意識されやすい傾向があります。
注目ニュースと相場への影響
米就業者 市場予想に反し減少 利上げ観測後退で円高ドル安進むという見出しからは、雇用統計が市場予想を下回ったことで、米国の利上げ観測が後退したことが読み取れます。一般に、利上げ観測が後退すると米金利の先高観が和らぎ、金利を生まないゴールドにとっての相対的な投資妙味が高まりやすいとされます。また同時にドル安が進むことは、ドル建てで取引されるゴールドの割安感につながりやすく、金相場の下支え要因として意識される傾向があります。
NY外国為替市場 円高ドル安が進む 米雇用統計発表受けという見出しは、雇用統計発表後にニューヨーク市場でドル安・円高が進行したことを伝えています。一般に、ドルが弱含む局面ではドル建て資産であるゴールドが相対的に買われやすくなる傾向があり、為替市場の反応が金相場の値動きにも波及しやすい典型的なパターンといえます。
円相場 値下がり 米雇用統計発表控え様子見の投資家もという見出しからは、雇用統計発表を前に市場参加者が様子見姿勢を強め、方向感の乏しい取引が続いていたことがうかがえます。一般に、重要指標の発表前は持ち高調整の動きが優勢となり、金相場を含む幅広い資産でボラティリティが低下しやすい傾向があります。発表後に材料が出そろうことで、あらためて値動きが活発化する展開が意識されやすい局面です。
本日の注目ポイント
前営業日終値(4310.1ドル)を基準にATR(14)による値幅の目安を当てはめると、下値側は4211.24ドル、上値側は4408.96ドル付近が一つの目安となります。また、直近のレンジで意識されてきた水準としては、下値に直近安値4273.3ドル、上値に直近高値4697.7ドルがあります。
- 上値シナリオ: 4310ドル台から戻りを試す場合、4408.96ドル(ATR目安)や、その先の直近高値4697.7ドルが意識されやすい水準として挙げられます。
- 下値シナリオ: 下押しが続く場合、4273.3ドル(直近安値)や4211.24ドル(ATR目安)が下値の節目として意識される可能性があります。
いずれの方向についても、現時点で優劣を断定できるものではなく、あくまで値幅整理の目安として捉えることが望まれます。
今日のワンポイント知識
金ETF(上場投資信託)は、実物の金地金を裏付け資産として、株式のように証券取引所で売買できる金融商品です。代表的な銘柄として知られる「SPDRゴールド・シェア」は世界最大級の金ETFであり、その残高(保有する金の量)は、機関投資家を含む市場参加者が金にどれだけ資金を振り向けているかを映す一つの需給指標として注目されています。
見方としては、ETFの残高が増加している局面は、投資家が金の保有を積み増していることを示し、資金流入が続いていることを意味します。逆に残高が減少している局面では、保有していた金を売却する動きが優勢であることを示唆します。残高の増減は日々のニュースや専門サイトで公表されており、価格の方向性と残高の増減が同じ向きに動いているか、あるいは乖離しているかを見ることで、値動きの背景にある需給の強さをある程度推し量ることができます。
ただし、金ETFの残高はあくまで需給を反映する一つの材料に過ぎず、これだけで相場の先行きを判断できるものではありません。残高の増減には数日から数週間の遅れが生じることもあり、日々の値動きとは必ずしも同時に連動しない点には注意が必要です。ゴールドのチャート分析においては、テクニカル指標や経済指標、為替の動向などとあわせて、ETF残高の推移を補助的な材料として参照するという姿勢が実践的といえるでしょう。
本記事は情報提供を目的としており、投資助言ではありません。
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