【10/12 ゴールド朝刊】XAUUSDは横ばい(+0.0%)で4216.3ドル

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昨日のゴールド振り返り

2026年10月11日のXAUUSD(ゴールド/米ドル)は、始値4220.8ドルに対し終値4216.3ドルとなり、前営業日終値(4216.3ドル)からの変化幅はゼロ、変化率も0.00%という、値動きの乏しい一日となりました。日中の値幅(高値4221.7ドル〜安値4211.5ドル)はわずか10.2ドルにとどまり、方向感に欠ける展開でした。

前営業日の15分足(日本時間)
前営業日の15分足(日本時間)

時間帯別の値動きを振り返ると、東京時間・欧州時間・NY時間でそれぞれ異なる動きが見られました。

時間帯 始値 高値 安値 終値 変化
東京時間(7〜15時) 4159.7 4233.7 4156.1 4217.9 +58.2
欧州時間(15〜21時) 4218.0 4226.4 4199.2 4207.7 ▲10.3
NY時間(21時〜翌6時) 4207.8 4227.8 4193.2 4216.3 +8.5

まず東京時間に大きく買われ、+58.2ドルの上昇で一日のうちで最も強い動きとなりました。15分足ベースでは安値は7時頃に記録されており、そこからの切り返しが東京時間の上昇を牽引した形です。その後、欧州時間に入ると上値が重くなり、▲10.3ドルの反落となりました。NY時間は再び買いが入り+8.5ドルと持ち直し、結果として終値は前営業日終値とほぼ同水準に収れんしました。高値は14時30分頃に記録されており、東京時間終盤から欧州時間入り口にかけて上値を試す動きがあったことがうかがえます。

直近5営業日の推移を見ると、10月6日+0.73%、7日▲1.20%、8日+0.52%、9日+1.39%、そして11日は0.00%という流れです。7日に調整が入った後、8日・9日と切り返しが続き、11日はその上昇の後の一服・様子見のような一日だったと整理できます。

テクニカル状況

指標 数値 読み方の目安
RSI(14) 33.8 50を下回り、売られ気味の水準。30に近く、下げ過ぎ感も意識されやすい
ATR(14) 76.33 1日あたりの平均的な値動き幅の目安。直近の実際の値幅(10.2)はこれを大きく下回る
ADX(14) / +DI / -DI 20.0 / 15.8 / 20.2 ADXが20程度でトレンドはまだ弱め。-DIが+DIをやや上回り下向きの力が優勢
MACD / シグナル / ヒストグラム -59.44 / -58.37 / -1.07 MACD・シグナルともにマイナス圏で、ヒストグラムもわずかにマイナス。下向きの勢いが継続
ストキャスティクス %K / %D 39.6 / 32.9 中立〜やや売られ気味の水準。%Kが%Dを上回り、短期的な下げ止まりの兆しも
ボリンジャーバンド 上限 / 下限 4457.59 / 4063.78 現在値はバンドの中ほどよりやや下寄り。バンド幅は比較的広く、ボラティリティはまだ高め
SMA20 / 50 / 200 4260.68 / 4379.1 / 4546.56 終値はいずれの移動平均線も下。短期・中期・長期すべてで下向きの並び

オシレーター系の指標を見ると、RSIは33.8と中立圏を下回り、やや売られ気味の状態を示しています。ストキャスティクスも%K39.6・%D32.9と同様に低めの水準にありますが、%Kが%Dを上回っていることから、短期的には下げ渋りの気配も読み取れます。MACDはシグナルを若干下回り、ヒストグラムもマイナスであるため、方向性としては依然として下向きの勢いが優勢と見られますが、その勢いは強まっているわけではなく、やや収れんしつつある状況です。

トレンド系の指標では、終値がSMA20・50・200のいずれも下回っており、短期・中期・長期のすべての時間軸で下向きのトレンドが続いていることが示されています。ADXは20.0とまだ明確な強いトレンドとは言えない水準ですが、-DIが+DIを上回っており、下向きの方向性が優勢です。ボリンジャーバンドは上限4457.59・下限4063.78と比較的広い状態で、価格はその中央よりやや下寄りに位置しています。一目均衡表では、価格は雲の下に位置し、転換線(4175.1)が基準線(4314.5)を下回る「逆転」状態にあり、これも下向きのバイアスを示す材料とされています。サポート・レジスタンスの観点では、直近安値圏の4091.2ドル、直近高値圏の4439.8ドルが節目として意識されやすい水準です。

XAUUSD日足・直近30営業日(色付きが前営業日)
XAUUSD日足・直近30営業日(色付きが前営業日)

本日の経済指標

本日は主要指標の発表予定はありません。

注目ニュースと相場への影響

まず「米就業者 市場予想に反し減少 利上げ観測後退で円高ドル安進む」という見出しです。雇用統計が市場予想を下回ると、一般に米金融当局の利上げ観測が後退しやすく、それに伴って米ドルが売られやすくなる傾向があります。ドル安は金利を生まないゴールドにとって相対的な割安感につながりやすく、金利低下観測とあわせて金価格の下支え要因として意識されやすい材料です。

次に「NY外国為替市場 円高ドル安が進む 米雇用統計発表受け」です。これは上記の雇用統計結果を受けたNY市場での具体的な値動きを伝える内容で、ドル安・円高が進行したことを示しています。ドル建てで取引されるゴールドにとって、ドル安は購入しやすさの面からも買いが入りやすい地合いを作る傾向があり、米雇用統計のような重要指標の発表直後はボラティリティが高まりやすい点にも注意が必要です。

「円相場 値下がり 米雇用統計発表控え様子見の投資家も」という見出しは、指標発表前の典型的な市場心理を表しています。重要指標の発表前には、多くの投資家がポジションを傾けにくくなり様子見姿勢を強める傾向があり、結果として値動きが膠着しやすくなります。昨日のゴールドの値動きが乏しかった背景にも、こうした指標待ちの様子見ムードが一定程度影響していた可能性が考えられます。

本日の注目ポイント

サポート・レジスタンスの観点では、直近高値圏である4439.8ドル付近が上値側の節目、直近安値圏である4091.2ドル付近が下値側の節目として意識されやすい水準です。

また、前営業日終値(4216.3ドル)を基準にATR(14)による値幅の目安を見ると、上値側はおおむね4292.63ドル、下値側はおおむね4139.97ドルが一つの参考レンジとなります。

上振れシナリオとしては、終値が4292.63ドル近辺を超えて推移するような展開になれば、短期的な買い戻しの勢いが意識される可能性があります。一方、下振れシナリオとしては、4139.97ドル近辺を割り込むような動きになれば、下値模索の展開が意識されやすくなります。いずれの方向に動くかは現時点で断定できるものではなく、あくまで水準整理としての参考情報です。

今日のワンポイント知識

FX・CFD取引における「スプレッド」とは、買値(Ask)と売値(Bid)の差のことで、実質的な取引コストにあたります。たとえばゴールドの買値が4216.5ドル、売値が4216.0ドルであれば、スプレッドは0.5ドルとなり、この分だけポジションを建てた瞬間に評価上は不利な状態からスタートすることになります。

スプレッドは常に一定ではなく、時間帯によって拡大しやすいという特徴があります。特に東京時間早朝や、欧州・NY市場の参加者が少ない時間帯、あるいは週明け・週末の取引開始直後などは、市場の流動性が薄くなりやすく、スプレッドが平常時より広がる傾向があります。また、重要な経済指標の発表前後も注意が必要です。発表直後は価格が急変動しやすいだけでなく、スプレッド自体も一時的に大きく広がることがあり、想定していたコストよりも不利な価格で約定してしまう可能性があります。

初心者がゴールドのチャートを見る際には、単に値動きの方向だけでなく、どの時間帯に取引しようとしているか、その時間帯のスプレッドがどの程度の水準にあるかも合わせて確認する習慣が役立ちます。特に短期売買では、スプレッドの広がりが損益に与える影響が相対的に大きくなりやすいため、指標発表の直前・直後の取引には一定の注意を払うことが望ましいと言えます。

本記事は情報提供を目的としており、投資助言ではありません。

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