【9/18 ゴールド朝刊】XAUUSDは上昇(+1.82%)で4380.6ドル 今日はBOJ Policy Rate(日本)に注目

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昨日のゴールド振り返り

2026年9月17日のゴールド(XAUUSD)は、前営業日終値4302.5ドルに対して始値4301.4ドルとほぼ変わらずスタートしたものの、その後は買いが優勢となり、高値4423.3ドル、安値4294.5ドルのレンジを形成して終値4380.6ドルまで上昇しました。前日比では+78.1ドル(+1.82%)の上昇となり、値幅(デイレンジ)は128.8ドルと、値動きの大きい一日となりました。日中の値動きを15分足で見ると、高値は日本時間21:15ごろ、安値は同日07:15ごろに記録されており、東京時間の序盤に安値をつけたあと、じりじりと買いが入る展開だったことがうかがえます。

前営業日の15分足(日本時間)
前営業日の15分足(日本時間)

時間帯ごとの値動きを整理すると、以下のようになります。

時間帯 始値 高値 安値 終値 変化幅
東京時間(7〜15時) 4301.4 4356.2 4294.5 4342.6 +41.2
欧州時間(15〜21時) 4342.5 4393.5 4342.3 4390.0 +47.5
NY時間(21時〜翌6時) 4390.0 4423.3 4380.3 4380.6 -9.4

東京時間の序盤に安値4294.5ドルをつけたあと下げ止まり、東京時間中に+41.2ドルの上昇。その流れは欧州時間にも継続し、+47.5ドルとこの日最も大きな上げ幅を記録しました。NY時間に入ると高値4423.3ドルまで買いが進んだ場面もありましたが、その後はやや上げ幅を削り、最終的には小幅マイナスの-9.4ドルで一日を終えています。全体としては東京・欧州時間主導の上昇で、NY時間は利益確定的な動きも見られたと整理できます。

直近5営業日の推移を見ると、9月11日の4408.9ドル(+0.04%)から9月14日4351.9ドル(-1.29%)、9月15日4333.4ドル(-0.43%)、9月16日4302.5ドル(-0.71%)と4営業日にわたり下落基調が続いたあと、17日に+1.82%と反発した形です。連続下落からの戻りという位置づけであり、下げ止まりの動きとして注目されます。

テクニカル状況

指標 数値 読み方の目安
RSI(14) 31.7 30近辺で売られ過ぎ圏に接近
ATR(14) 120.43 1日あたりの平均的な値動きの大きさが約120ドル
ADX(14) / +DI・-DI 17.8 / +DI16.5・-DI17.3 ADXが20未満でトレンドは弱く、+DIと-DIも拮抗
MACD(シグナル・ヒストグラム) -8.56(シグナル22.25・ヒスト-30.81) MACDがシグナルを下回りヒストグラムもマイナス、短期は下向きの勢い
ストキャスティクス %K・%D 25.9 / 14.0 20近辺〜30台で売られ過ぎ圏に近い水準
ボリンジャーバンド上限・下限 上限4750.08 / 下限4238.4 終値はバンド内下寄り、下限に近づきつつある
SMA20・50・200 4494.24 / 4317.5 / 4552.08 終値はSMA20・200の下、SMA50の上に位置

オシレーター系の指標を見ると、RSIは31.7、ストキャスティクス%Kも25.9と、いずれも売られ過ぎ圏に近い水準まで低下しています。一方でMACDはシグナルラインを下回り、ヒストグラムもマイナス幅を広げており、短期的な下向きの勢いが続いていたことを示します。売られ過ぎ感の強まりと下向きの勢いが同時に見られる状態であり、反発の芽と下押し圧力の両方が意識されやすい局面といえます。

トレンド系の指標では、終値がSMA20(4494.24)およびSMA200(4552.08)を下回る一方、SMA50(4317.5)は上回っており、短期・長期は下向き、中期はなお上向きという、方向感が交錯した状態です。ADXは17.8と20を下回っており、+DI・-DIもほぼ拮抗しているため、明確なトレンドが出ていない「方向感の乏しいレンジ的な局面」と捉えられます。ボリンジャーバンドは上限4750.08、下限4238.4で、終値はバンドの中でもやや下寄りに位置しています。一目均衡表では、価格は雲の上(雲の上端4291.25・下端4245.38)にあるものの、転換線4405.55は基準線4514.15を下回り、価格自体も基準線の下にあるため、短期的な戻りの中にありつつも上値の重さが意識されやすい位置関係です。直近のサポートは4273.3ドル、レジスタンスは4755.0ドルとなっています。

XAUUSD日足・直近30営業日(色付きが前営業日)
XAUUSD日足・直近30営業日(色付きが前営業日)

本日の経済指標

時刻(JST) 国 指標名 重要度 予想 前回
11:30 日本 BOJ Policy Rate 高 <1.25% <1.00%
11:30 日本 Monetary Policy Statement 高 – –
14:30 日本 BOJ Press Conference 高 – –
19:30 ユーロ圏 ECB President Lagarde Speaks 中 – –

本日は日銀の政策金利発表と声明文、そして総裁会見が予定されており、いずれも重要度「高」とされています。政策金利が予想通りかどうか、また声明文や会見での金融政策の先行きに関する言及次第で、円相場が大きく動く可能性があります。一般に金融引き締め方向の内容が意識されれば円高が進みやすく、ドル建てのゴールド価格にも間接的な影響が及びやすくなります。逆に緩和的なトーンが強まれば円安方向に振れやすく、ゴールドにとっても値動きの材料になり得ます。ECB総裁の発言も、ユーロ圏の金融政策スタンスを探る材料として為替市場全体のセンチメントに影響する可能性があります。

注目ニュースと相場への影響

「米就業者 市場予想に反し減少 利上げ観測後退で円高ドル安進む」という見出しからは、米国の雇用者数が市場予想を下回ったことが伝わっています。一般に雇用統計が弱い結果となると、米金融当局が利上げに慎重、あるいは利下げに前向きになるとの見方が強まりやすく、米金利低下観測からドルが売られやすくなります。ドルの相対的な下落は、ドル建て資産であるゴールドにとって割安感を生みやすく、買いを支える材料として意識されやすい流れです。

「NY外国為替市場 円高ドル安が進む 米雇用統計発表受け」も同じ流れを裏付ける内容で、雇用統計の発表を受けて実際に円高・ドル安が進んだことを示しています。ドル安の進行は、他通貨建てで金を保有する投資家にとっても購入コストの変化を通じて需給に影響しうるため、為替の変動とゴールド価格は連動して語られることが多いテーマです。

「円相場 値下がり 米雇用統計発表控え様子見の投資家も」は、雇用統計発表前の市場参加者の様子見姿勢を伝えるものです。重要指標の発表前には、ポジションを傾けにくいことから値動きが膠着しやすく、発表後に一気に方向感が出るというのはよくあるパターンです。こうした「発表前は様子見、発表後に大きく動く」という値動きの特性は、ゴールド相場においても共通してみられる傾向です。

本日の注目ポイント

直近のレジスタンスは4755.0ドル、サポートは4273.3ドルとなっており、この2つの水準が中期的な値幅の目安として意識されます。また、前営業日終値4380.6ドルを基準に、ATR(14)を用いた本日の値幅目安としては、下値側4260.17ドル、上値側4501.03ドルが一つの参考レンジとなります。

上値を試す展開になった場合は、まずSMA20(4494.24ドル)や一目均衡表の基準線(4514.15ドル)付近の反応、その先の目安として今回のATRレンジ上限4501.03ドル、さらに直近レジスタンス4755.0ドルまでの距離感が意識されやすいところです。一方、下押しする展開になった場合は、ATRレンジ下限4260.17ドル、そして直近サポート4273.3ドルや一目均衡表の雲の上端4291.25ドル付近が、値動きの節目として注目されます。いずれの方向についても、現時点で断定的な見通しを述べるものではなく、あくまで目安としての整理です。

今日のワンポイント知識

米雇用統計(Non-Farm Payrolls、通称NFP)は、米国労働省が毎月第1金曜日(祝日等で前後する場合あり)に発表する、農業分野を除く雇用者数の増減や失業率、平均時給などをまとめた経済指標です。米国経済の実勢を映す代表的な指標として、外国為替市場や株式市場、そしてゴールド市場においても最重要級のイベントの一つとされています。

見方の基本としては、雇用者数の増加が市場予想を上回れば景気の底堅さが意識され、米金融当局が金融引き締めに前向き、あるいは緩和に慎重になるとの観測からドルが買われやすくなる傾向があります。逆に、予想を下回る弱い結果となれば、利下げ観測や景気減速懸念からドルが売られやすくなる傾向があります。ドルとゴールドは逆相関になりやすい関係にあるため、雇用統計の結果はゴールド価格にも波及しやすい材料です。

実践上の注意点として、NFP発表直後は値動きが非常に荒くなりやすく、数分間で数十ドル規模の急変動が起きることも珍しくありません。スプレッドの拡大や、指標どおりの動きにならない「逆行」が起きることもあるため、発表直前・直後のタイミングでの取引には特有の値動きリスクが伴います。初心者のうちは、発表前後の時間帯はポジションを軽くする、あるいは値動きが落ち着くのを待ってから判断するといった、リスク管理を意識した向き合い方が重要になります。

本記事は情報提供を目的としており、投資助言ではありません。

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