【10/5 ゴールド朝刊】XAUUSDは横ばい(+0.0%)で4162.3ドル

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昨日のゴールド振り返り

2026年10月4日のゴールド(XAUUSD)は、始値4169.4ドルからスタートし、高値4172.9ドル、安値4160.0ドルのレンジ(値幅12.9ドル)で推移し、終値は4162.3ドルとなりました。前営業日終値も4162.3ドルであったため、終値ベースでの変化幅は0.0ドル(変化率0.0%)と、ほぼ同水準での引けとなっています。

前営業日の15分足(日本時間)
前営業日の15分足(日本時間)

ただし、実際の値動きを時間帯別に見ると、終値だけでは見えない上下の振れがあったことが分かります。

時間帯 始値 高値 安値 終値 変化
東京時間(7〜15時) 4204.6 4222.3 4162.9 4216.0 +11.4
欧州時間(15〜21時) 4216.1 4226.8 4195.4 4211.6 -4.5
NY時間(21時〜翌6時) 4211.5 4259.0 4153.8 4162.3 -49.2

東京時間は4204.6ドル付近から始まり、4222.3ドルまで上昇したのち4162.9ドル付近まで一時押し戻される場面もありましたが、最終的には4216.0ドルまで持ち直して終えています。続く欧州時間は4216.1ドル付近からスタートし、4226.8ドルまで高値を伸ばす場面があったものの、終値では4211.6ドルとやや上げ幅を削る展開でした。相場が大きく動いたのはNY時間で、21:30頃(日本時間)に高値4259.0ドルを付けたあと急速に売りに押され、00:45頃(日本時間)には安値4153.8ドルまで下落、結果として終値は4162.3ドルまで値を消しました。NY時間だけで-49.2ドルの下げとなっており、この時間帯が1日の値動きの主役だったことが読み取れます。

直近5営業日の推移を見ると、9月29日から10月1日にかけては4179.7ドル→4189.1ドル→4207.8ドルと小幅な上昇が続いていましたが、10月2日に-1.08%の下落で4162.3ドルまで調整し、10月4日もほぼ同水準の4162.3ドルで引けています。短期的な上昇の勢いが10月2日を境に失われ、足元では高値圏からの調整局面が続いていると言えそうです。

テクニカル状況

指標 数値 読み方の目安
RSI(14) 32.2 売られ過ぎ圏に近く、下落の勢いがやや強い状態
ATR(14) 85.83 1日あたりの平均的な値動き幅の目安
ADX(14) 19.5(+DI 14.3 / -DI 21.4) ADXは20割れでトレンドの強さは限定的だが、-DIが+DIを上回り下向きの力がやや優勢
MACD -66.49(シグナル -44.03 / ヒストグラム -22.46) MACDがシグナルを下回り、ヒストグラムもマイナス圏で下降モメンタムが続いている
ストキャスティクス %K 6.5 / %D 11.6 両方とも低水準で売られ過ぎ圏に位置
ボリンジャーバンド 上限 4525.45 / 下限 4112.57 価格は中心線より下に位置し、下限バンドに接近しつつある
SMA20・50・200 4319.01 / 4368.26 / 4552.55 終値はいずれの移動平均線も下回っており、短期・中期・長期すべて下向きの並び

オシレーター系を見ると、RSI(14)は32.2と中立圏(50)を大きく下回り売られ過ぎ圏に近づいています。ストキャスティクスも%K6.5、%D11.6と同様に低水準で推移しており、短期的な下落が続いてきたことを示しています。MACDは-66.49とシグナル線(-44.03)を下回り、ヒストグラムも-22.46とマイナス圏にあるため、下降方向のモメンタムが依然として優勢な状態です。これらオシレーター系の指標が軒並み低い水準にあることは、短期的な売られ過ぎのサインとも読めますが、同時に下落トレンドの継続を示唆している点にも注意が必要です。

トレンド系の指標では、終値がSMA20(4319.01)、SMA50(4368.26)、SMA200(4552.55)のいずれも下回っており、短期・中期・長期のすべての時間軸で下向きの並びとなっています。ADX(14)は19.5とトレンドの強さを示す目安の20をわずかに下回っていますが、方向性を示す+DI(14.3)と-DI(21.4)を比べると-DIが優勢であり、弱いながらも下方向の力が強い状態です。ボリンジャーバンドは上限4525.45・下限4112.57で、価格は下限バンドに近づいており、ボラティリティの拡大とともに下値模索の展開になりやすい局面と言えます。一目均衡表では、転換線4275.3が基準線4415.55を下回り(price_above_kijun: false)、価格は雲の下(雲の上限4470.45・下限4355.2)に位置しているため、短期・中期ともに弱気のシグナルが並んでいます。サポートラインとしては4143.1ドル、レジスタンスとしては4488.8ドルが直近の目安として意識されそうです。

XAUUSD日足・直近30営業日(色付きが前営業日)
XAUUSD日足・直近30営業日(色付きが前営業日)

本日の経済指標

時刻(日本時間) 国 指標名 重要度 予想 前回
23:00 米国 ISM Services PMI 中 55.1 55.4

本日は米国のISM非製造業景況指数(ISM Services PMI)が予定されています。重要度は「中」ですが、サービス業の景況感は米経済の実態を映す指標として市場の関心を集めやすく、予想(55.1)から大きく乖離した場合には、米金利観測やドルの方向感に影響を与え、間接的にゴールドの値動きにも波及する可能性があります。

注目ニュースと相場への影響

米就業者 市場予想に反し減少 利上げ観測後退で円高ドル安進むというニュースは、雇用統計が市場予想を下回ったことを伝えるものです。一般に、雇用指標の下振れは将来の利上げ観測を後退させ、金利先安観からドルが売られやすくなる傾向があります。ゴールドは金利を生まない資産であるため、金利低下観測やドル安はゴールドにとって相対的な割安感を生み、買いを誘いやすい材料として受け止められることが多いです。

NY外国為替市場 円高ドル安が進む 米雇用統計発表受けというニュースは、雇用統計の結果を受けてニューヨーク市場でドル安・円高が進んだことを示しています。一般にドルが全面的に弱含む局面では、ドル建てで取引されるゴールドは割安に見えやすくなり、他通貨建ての買い手にとって購入コストが下がることから買いが入りやすくなる傾向があります。もっとも、為替の振れが一時的なものか持続的なものかによって、ゴールドへの波及の強さは変わってきます。

シャープ イラン情勢と円安で業績予想を下方修正という見出しは、中東情勢の緊迫化と円安が企業業績に影響していることを示しています。一般に地政学的な緊張の高まりは、資源価格の不透明感や安全資産への資金シフトを通じてゴールドの買い材料となる傾向がある一方、円安自体は日本国内の輸入コスト上昇要因であり、ドル建て金価格とは別の文脈で語られる点には留意が必要です。地政学リスクの動向は、今後もゴールド相場の心理的な支えとして意識されやすい要素と言えます。

本日の注目ポイント

テクニカル面で意識される水準としては、直近のレジスタンスが4488.8ドル、直近のサポートが4143.1ドルとなっています。また、前営業日終値(4162.3ドル)を基準にATR(14)の値幅を加減した目安としては、上値側が4248.13ドル、下値側が4076.47ドルとなります。

  • 上値シナリオ: 反発の動きが強まれば、まずは4248.13ドル付近(ATRベースの目安)、その先には4488.8ドル(直近レジスタンス)が意識される水準として挙げられます。
  • 下値シナリオ: 下押しが続く場合は、4143.1ドル(直近サポート)や4076.47ドル(ATRベースの目安)が節目として意識されやすい水準です。

いずれの水準も過去の値動きに基づく目安であり、相場が必ずこの通りに動くことを示すものではありません。

今日のワンポイント知識

今日は「ポジションサイジング」について解説します。これは、1回のトレードでどれくらいの数量(ロット)を取引するかを決める手順のことです。ポジションサイジングを考える上で基本となるのが、「損切り幅からロットを逆算する」という考え方です。

まず、エントリー前に「どこまで逆行したら損切りするか」という損切りライン(例えばサポートラインの少し下など)を決めます。次に、その損切りラインまでの値幅(ドルやpips単位)を計算します。そして、「1回のトレードで許容できる損失額」をあらかじめ資金全体の一定割合(例えば資金の1〜2%程度)として決めておき、その許容損失額を損切り幅で割ることで、適切な取引数量(ロット)が逆算できます。

例えば、損切り幅が広い(値動きの荒い相場やATRが大きい局面)ほど、同じ許容損失額であればロット数は小さくなり、逆に損切り幅が狭ければロット数を大きくできる、という関係になります。ゴールドのようにATRで示されるようにボラティリティが変動しやすい銘柄では、固定のロット数で取引を続けるのではなく、その時々のボラティリティに応じて損切り幅とロットを見直すことが重要です。

実践の注意点としては、損切りラインを直近のサポート・レジスタンスやATRの値幅などテクニカルな根拠に基づいて設定すること、そして感情的に損切りラインを動かさないことが挙げられます。ポジションサイジングはあくまでリスク管理の一手法であり、これを行えば必ず利益が出るというものではありませんが、資金管理の基本として多くのトレーダーが意識している考え方です。

本記事は情報提供を目的としており、投資助言ではありません。

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