【10/26 ゴールド朝刊】XAUUSDは横ばい(+0.0%)で4007.9ドル

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昨日のゴールド振り返り

2026年10月25日時点のゴールド(XAUUSD)は、始値4012.2ドルから推移し、高値4016.3ドル、安値4005.5ドルのレンジ(値幅10.8ドル)を経て、終値は4007.9ドルとなりました。前営業日終値も4007.9ドルであったため、前日比の変化幅・変化率はともに0.0となっており、一日を通して見ると値位置はほぼ変わらなかった形です。ただし日中のレンジ自体は決して小さくなく、後述するように時間帯ごとの値動きには明確な方向感の違いが見られました。

前営業日の15分足(日本時間)
前営業日の15分足(日本時間)

イントラデイでは日本時間22:15頃に高値、23:30頃に安値をつけており、高値から安値への下落が短時間のうちに進んだことがうかがえます。これはNY時間帯に重なるタイミングであり、後述するセッション別の値動きとも整合的です。

時間帯 始値 高値 安値 終値 変化
東京時間(7〜15時) 4042.2 4047.8 4000.9 4035.7 -6.5
欧州時間(15〜21時) 4035.4 4045.7 4023.7 4038.8 +3.4
NY時間(21時〜翌6時) 4038.8 4050.2 3989.1 4007.9 -30.9

流れを追うと、東京時間は4042.2ドルから始まり一時4000.9ドルまで下押しする場面もありましたが、終値ベースでは4035.7ドルとやや値を戻しました。続く欧州時間は4035.4ドルから4045.7ドルまで値を伸ばし、終値4038.8ドルとわずかながら上昇する展開でした。一方でNY時間に入ると状況は一変し、一時4050.2ドルまで上値を試したものの、そこから3989.1ドルまで大きく崩れ、終値は4007.9ドルまで押し戻されています。東京・欧州時間でじり高を続けた後にNY時間で急落するという、いわゆる「上げて下げる」一日の流れだったと整理できます。

直近5営業日の推移を振り返ると、10月20日が前日比-0.42%、21日が+0.41%、22日が-2.88%、23日が-0.79%、そして25日が0.0%となっており、22日に大きめの下落があって以降、下げ止まりつつも反発力に乏しい状態が続いていることが見て取れます。終値ベースでは4142.6ドル→4159.5ドル→4039.8ドル→4007.9ドル→4007.9ドルと推移しており、短期的な調整局面が継続していると言えそうです。

テクニカル状況

指標 数値 読み方の目安
RSI(14) 32.5 30近辺であり、売られ過ぎ圏に接近。ただしトレンド相場では低位での推移が続くこともある
ATR(14) 66.1 1日あたりの平均的な値動き幅の目安。直近の実際の値幅(10.8)はこれより小さい
ADX(14) 26.0(+DI 10.6 / -DI 30.0) ADXは25超でトレンド発生を示唆。-DIが+DIを大きく上回り、下降トレンド優位
MACD -69.47(シグナル-59.93、ヒストグラム-9.54) MACDがシグナルを下回り、ヒストグラムもマイナス圏→下向きの勢いが継続
ストキャスティクス %K 7.4 / %D 5.4 20を大きく下回り売られ過ぎ圏。反発の兆候が出るか注視される水準
ボリンジャーバンド 上限4267.35 / 下限4026.02 終値4007.9は下限をやや下回っており、バンドの外側での推移
SMA20・50・200 4146.68 / 4333.06 / 4530.58 終値はいずれの移動平均線も下方に位置し、短期・中期・長期すべてで下向き

オシレーター系を見ると、RSIは32.5、ストキャスティクス%Kは7.4、%Dは5.4といずれも売られ過ぎの範囲に入っています。一般にこの水準は短期的な反発の可能性が意識されやすいゾーンですが、ADXが26.0と一定のトレンド強度を示し、-DIが+DIを大きく上回っていることから、現状は下降トレンドが優勢な局面とも解釈できます。MACDもシグナルラインを下回ったままヒストグラムがマイナスで推移しており、オシレーターの「売られ過ぎ」シグナルと、トレンド系指標が示す「下降基調継続」という二つの見方が併存している状態と言えそうです。

トレンド系では、終値がSMA20・50・200のいずれも下回っており、短期・中期・長期のすべての移動平均線に対して下に位置していることが分かります。ボリンジャーバンドも終値が下限(4026.02)をやや割り込んでおり、バンドウォークのように下方への張り付きが続く可能性も意識される水準です。一目均衡表では、価格が雲の下に位置し、転換線(4104.75)が基準線(4205.6)を下回り、価格も基準線を下回っています。雲の下限(4359.0)・上限(4447.6)とも現在の価格から大きく上に位置しており、雲を上抜けるには相応の反発が必要な位置関係です。直近のサポートは3989.1ドル、レジスタンスは4259.0ドルとされており、これらの水準が意識されやすいポイントになります。

XAUUSD日足・直近30営業日(色付きが前営業日)
XAUUSD日足・直近30営業日(色付きが前営業日)

本日の経済指標

本日は主要指標の発表予定はありません。

注目ニュースと相場への影響

「米就業者 市場予想に反し減少 利上げ観測後退で円高ドル安進む」という見出しからは、雇用統計が市場予想を下回ったことで、将来の利上げ観測が後退したという流れが読み取れます。一般に、利上げ観測が後退すると金利先高感が弱まり、金利を生まない資産であるゴールドの相対的な魅力が高まりやすいとされます。また同時にドル安が進んだ場合、ドル建て資産であるゴールドは割安感から買われやすくなる傾向があり、この見出しはゴールドにとって支援材料となり得る内容と言えます。

「NY外国為替市場 円高ドル安が進む 米雇用統計発表受け」も同様に、米雇用統計の結果を受けてドル安・円高が進行したことを伝える内容です。一般にドルの軟化はドル建てで取引されるゴールド価格を押し上げる方向に働きやすく、為替市場の反応がそのままゴールド市場にも波及する典型的なパターンと考えられます。一方で、実際の値動きへの影響度は発表の内容や市場の事前織り込み具合によっても変わってくる点には留意が必要です。

「円相場 値下がり 米雇用統計発表控え様子見の投資家も」は、指標発表を前に市場参加者が様子見姿勢を強めていたことを示す見出しです。一般に、重要指標の発表前は市場参加者が持ち高を減らしたり方向感を出しにくくなったりする傾向があり、薄商いの中で値動きが細る、あるいは逆に発表後に値動きが急激になりやすいという特徴があります。ゴールド市場においても、指標発表前後はボラティリティが変化しやすい点を踏まえておくとよさそうです。

本日の注目ポイント

水準面では、直近のレジスタンスが4259.0ドル、サポートが3989.1ドルとされており、これらが上下それぞれの目安として意識されます。また前営業日終値(4007.9ドル)を基準にATR(14)の値幅を加味した目安としては、下値側が3941.8ドル、上値側が4074.0ドルとなっています。

上値方向のシナリオとしては、まず4074.0ドル近辺(ATRベースの目安)を試す値動きとなるかどうかが一つの目安となり、さらに上では4259.0ドルのレジスタンスが意識されます。下値方向のシナリオとしては、3989.1ドルのサポートや3941.8ドル(ATRベースの目安)が節目として注目されます。いずれの方向に進むかは現時点では不明であり、どちらのシナリオも想定しておくことが無難と言えるでしょう。

今日のワンポイント知識

RSI(相対力指数)は、一定期間における値上がり幅と値下がり幅の比率から算出される代表的なオシレーター系テクニカル指標です。0〜100の範囲で表示され、相場の「買われ過ぎ」「売られ過ぎ」を測る目的でよく利用されます。一般的な目安として、RSIが70を超えると買われ過ぎ、30を下回ると売られ過ぎと判断されることが多く、この水準から反転する動きが出るかどうかが注目されます。

ただし、RSIを使う際にはいくつか注意点があります。まず、強いトレンドが発生している相場では、RSIが70以上や30以下の水準で長期間張り付いたまま推移することがあり、「売られ過ぎだから反発する」と単純に判断すると、トレンドに逆らう形になってしまうことがあります。そのため、RSI単体ではなくADXなど他のトレンド系指標と組み合わせて、今がトレンド相場なのかレンジ相場なのかを見極めることが重要です。

もう一つの活用法として「ダイバージェンス」があります。これは価格が高値を更新しているのにRSIは高値を切り下げている(あるいはその逆)といった、価格とRSIの動きの乖離のことで、トレンド転換の予兆として意識されることがあります。ゴールドのチャートでRSIを使う際は、短期足では値動きのノイズでRSIが頻繁に70や30を超えてしまうこともあるため、時間足の異なるチャートを併用したり、移動平均線やサポート・レジスタンスと組み合わせて総合的に判断したりすることが実践的な注意点と言えます。

本記事は情報提供を目的としており、投資助言ではありません。

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