【10/21 ゴールド朝刊】XAUUSDは下落(-0.43%)で4142.5ドル 今日はCPI y/y(英国)に注目

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昨日のゴールド振り返り

2026年10月20日のゴールド(XAUUSD)は、前営業日終値4160.3ドルに対して始値4162.4ドルで取引を開始しましたが、終値は4142.5ドルとなり、前日比-17.8ドル(-0.43%)の下落で取引を終えました。高値4174.9ドル、安値4130.1ドルと、値幅は44.8ドルに収まり、ここ数日と比べるとやや落ち着いたレンジ内の値動きとなりました。

前営業日の15分足(日本時間)
前営業日の15分足(日本時間)

値動きを時間帯別に見ると、東京時間、欧州時間、NY時間でそれぞれ異なる展開となりました。

時間帯 始値 高値 安値 終値 変化
東京時間(7〜15時) 4162.4 4166.5 4134.5 4138.4 -24.0
欧州時間(15〜21時) 4138.4 4155.5 4130.1 4142.9 +4.5
NY時間(21時〜翌6時) 4142.7 4174.9 4130.9 4142.5 -0.2

東京時間に大きく値を崩し、-24.0ドルの下落が全体の下げの大半を占めました。その後の欧州時間ではやや値を戻す展開となり、+4.5ドルの小幅な反発が見られました。NY時間に入ると一時4174.9ドルまで上値を試す場面もありましたが(高値形成は日本時間23:30頃)、安値である4130.1ドル(日本時間18:45頃、欧州時間帯)を起点とした値動きの範囲内に収まり、終値ベースではほぼ横ばいの-0.2ドルで着地しました。全体としては東京時間の下落が終日の値動きを決定づけた形です。

直近5営業日の推移を見ると、10月14日に-1.66%の下落を見せた後、15日に+1.51%、16日に+0.26%と2営業日連続で反発しましたが、19日に-0.5%、そして20日に-0.43%と再び下落基調に転じています。短期的には戻りが続かず、上値の重さが意識されやすい展開となっています。

テクニカル状況

指標 数値 読み方の目安
RSI(14) 44.9 中立圏(50割れでやや弱含み方向)
ATR(14) 69.75 1日あたりの平均的な値動き幅の目安
ADX(14) / +DI・-DI 20.5 / +DI 13.2・-DI 22.5 ADX20程度でトレンドはやや弱め、-DIが+DIを上回り下向きの力が優勢
MACD(シグナル・ヒストグラム) -52.8(シグナル-56.81・ヒスト+4.01) MACD・シグナルともにマイナス圏で下降基調、ヒストグラムはプラス転化で下げ渋りの兆し
ストキャスティクス %K・%D %K 30.6 / %D 41.8 50割れで弱含み、%Kが%Dを下回り下向きのクロス状態
ボリンジャーバンド 上限・下限 上限4306.1 / 下限4076.37 終値4142.5はバンド中央より下寄りで推移
SMA20・50・200 4191.23 / 4364.08 / 4538.86 終値はいずれの移動平均線も下に位置し、短期・中期・長期とも下向きの並び

オシレーター系の指標からは、方向感の定まりにくい状況が読み取れます。RSIは44.9と50を下回り、買われ過ぎ・売られ過ぎのどちらにも偏っていない中立圏にありますが、やや売り優勢寄りです。ストキャスティクスも%Kが%Dを下回るデッドクロス状態にあり、短期的な勢いは弱含みです。MACDはマイナス圏で推移しシグナルを下回っていることから下降トレンドの継続を示唆する一方、ヒストグラムがプラスに転じている点は、下落の勢いが一服しつつある可能性も示しています。

トレンド系の指標を見ると、終値はSMA20・50・200のすべてを下回っており、短期・中期・長期いずれの観点でも上値の重い地合いが続いていることが分かります。ADXは20.5とトレンドの強さとしてはやや弱めの水準ですが、-DIが+DIを上回っていることから、方向性としては下向きの力がやや優勢です。ボリンジャーバンドは上限4306.1・下限4076.37で、終値4142.5は中央よりやや下側に位置しており、バンド下限が意識されやすい局面といえます。一目均衡表では、価格は雲の下に位置し、転換線(4168.65)も基準線(4265.5)を下回っていることから、短中期的には上値の重さが意識されやすい構成です。雲の下限(4359.0)・上限(4473.62)は上方の抵抗帯として、直近安値圏はサポートとして引き続き注目されます。

XAUUSD日足・直近30営業日(色付きが前営業日)
XAUUSD日足・直近30営業日(色付きが前営業日)

本日の経済指標

時刻(日本時間) 国 指標名 重要度 予想 前回
15:00 英国 CPI y/y 高 3.4% 3.1%

英国の消費者物価指数(CPI)は、インフレ動向を示す代表的な指標として市場の注目度が高く、中央銀行の金融政策判断に直結しやすい性質を持ちます。予想を上回る結果となればインフレ懸念の再燃から利上げ・金融引き締め継続観測が強まりやすく、ポンドや金利には上昇要因となる一方、金利を生まない資産である金には相対的に重石となる傾向があります。逆に予想を下回れば、インフレ鈍化観測から緩和的な金融政策への思惑が広がりやすく、金利低下期待を通じて金の支援材料となりやすい面があります。

注目ニュースと相場への影響

「米就業者 市場予想に反し減少 利上げ観測後退で円高ドル安進む」という見出しからは、雇用統計が市場予想を下回ったことで、米国の利上げ観測が後退し、その結果として円高・ドル安が進んだという流れが読み取れます。一般に、雇用指標が弱含むと将来の利上げ期待が後退しやすく、ドルの金利面での魅力が低下することで、ドル安が進行しやすくなります。ドル建てで取引される金にとっては、ドル安は割安感を通じて買われやすくなる方向に作用する傾向があり、金相場にとって支援材料となりやすい内容といえます。

「NY外国為替市場 円高ドル安が進む 米雇用統計発表受け」も同様に、雇用統計の発表を受けてNY市場で円高・ドル安が進んだことを伝える内容です。為替市場でドル安が進行する局面では、ドル建て資産である金の相対的な価格が割安に見えやすくなるため、金需要を支える方向に働きやすいメカニズムが一般に知られています。雇用統計のような重要指標の発表直後は値動きが大きくなりやすく、金相場にもその影響が波及しやすい点に留意が必要です。

「円相場 値下がり 米雇用統計発表控え様子見の投資家も」は、重要指標発表前に投資家の様子見姿勢が強まり、方向感に乏しい展開となったことを示す見出しです。一般に、重要な経済指標の発表前は市場参加者が持ち高を積極的に動かしにくくなり、値動きが膠着しやすい傾向があります。金相場についても、こうした「イベント前の様子見」局面では方向感が出にくく、発表後に値動きが活発化しやすいという一般的な構図が当てはまります。

本日の注目ポイント

サポート・レジスタンスの観点では、直近安値圏にあたる4091.2ドル、直近高値圏にあたる4407.5ドルがそれぞれ目安として意識されます。また、前営業日終値4142.5ドルを基準にATR(14)分の値幅を加減した目安としては、下値側が4072.75ドル、上値側が4212.25ドルとなります。

上方シナリオとしては、4212.25ドル付近や、さらに上の4306.1ドル(ボリンジャーバンド上限)、4407.5ドル(直近高値圏)が意識される水準として挙げられます。一方、下方シナリオとしては、4091.2ドル(直近安値圏)や4072.75ドル付近、さらに下のボリンジャーバンド下限4076.37ドル近辺が節目として意識されやすい水準です。いずれの方向に進むかは今後の値動き次第であり、上下どちらのシナリオも排除せずに水準を確認しておくことが重要です。

今日のワンポイント知識

今日は「トレード記録のつけ方」について解説します。トレード記録とは、自分が行った売買の根拠や結果、そしてその時の感情まで含めて書き残しておく習慣のことです。相場の値動きは毎日変化しますが、自分自身の判断の癖や傾向は記録を積み重ねることでしか見えてきません。

具体的に記録しておきたい項目としては、エントリーした日時と価格、根拠とした材料(テクニカル指標やニュースなど)、損切り・利益確定の計画、そして実際の決済結果が挙げられます。加えて重要なのが「その時どう感じていたか」という感情面の記録です。例えば「焦ってエントリーした」「含み損に耐えきれず早めに決済した」といったメモは、後から振り返った際に自分の弱点を把握する大きな手がかりになります。

記録を続けることで、勝率や損益だけでなく、どのような場面で判断がぶれやすいかといった傾向が見えてきます。例えば、重要指標の発表前後に無計画なエントリーをしていないか、根拠が曖昧なまま感情だけでポジションを持っていないか、といった点を定期的に振り返ることが上達につながるとされています。金相場のようにボラティリティが変化しやすい市場では、特にエントリー根拠とその時の値動きの背景をセットで記録しておくと、同じような局面に遭遇した際の判断材料として役立ちやすくなります。記録はあくまで振り返りのための材料であり、記録をつけたからといって成果が保証されるものではない点には注意が必要です。

本記事は情報提供を目的としており、投資助言ではありません。

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