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昨日のゴールド振り返り
2026年10月18日のゴールド(XAUUSD)は、始値4185.0ドルに対し終値4181.1ドルとほぼ横ばいで取引を終えました。前営業日比の変化率は0.0%、高値4190.7ドル・安値4176.0ドルとレンジ幅は14.7ドルにとどまり、方向感に乏しい一日だったことがうかがえます。

時間帯別の値動きを見ると、東京時間は堅調に推移し、欧州時間にかけて上値を試す動きが続きましたが、NY時間に入ってから上げ幅を削る展開となりました。
| 時間帯 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 | 変化 |
|---|---|---|---|---|---|
| 東京時間(7〜15時) | 4192.1 | 4207.9 | 4167.5 | 4195.9 | +3.8 |
| 欧州時間(15〜21時) | 4195.9 | 4213.3 | 4189.7 | 4192.9 | -3.0 |
| NY時間(21時〜翌6時) | 4192.8 | 4220.4 | 4170.1 | 4181.1 | -11.7 |
東京時間は小幅ながら上昇して始まり、欧州時間にかけては一進一退ながら高値圏を維持しました。しかしNY時間に入ると一時4220.4ドルまで買われる場面があったものの、その後失速して4170.1ドル付近まで売り込まれ、結局前日終値近辺で引ける格好となりました。日中の高値は23時台(日本時間23:15)、安値は10時台(同10:30)に記録されており、欧州序盤からNY序盤にかけて上下に振れる展開だったことが読み取れます。
直近5営業日の推移を見ると、10月13日から14日にかけて下落(-0.32%、-1.2%)した後、15日には+1.58%と反発し、16日はやや押し戻されて18日は横ばいという流れです。短期的には一方向のトレンドというより、下落後の戻りを試しつつも上値の重さが意識される局面が続いていると言えそうです。
テクニカル状況
| 指標 | 数値 | 読み方の目安 |
|---|---|---|
| RSI(14) | 50.2 | 中立圏。買われすぎ・売られすぎのいずれにも偏っていない状態 |
| ATR(14) | 67.91 | 1日の値動きの目安として約68ドル程度のブレが想定される水準 |
| ADX(14) / +DI・-DI | 20.0 / +14.4・-20.9 | ADXが20程度でトレンドはやや弱め。-DIが+DIを上回り、方向感としては下向き優勢 |
| MACD(シグナル・ヒストグラム) | -50.25(signal -56.23, hist +5.97) | MACD・シグナルともにマイナス圏で下向きの基調だが、ヒストグラムはプラスで短期的な下げ渋りを示唆 |
| ストキャスティクス %K・%D | 53.6・50.8 | 中間水準で、買われすぎ・売られすぎのシグナルは出ていない |
| ボリンジャーバンド 上限・下限 | 4340.64・4071.48 | 現在値4181.1はバンド中央付近に位置し、方向感に乏しい状態 |
| SMA20・50・200 | 4206.06・4370.88・4540.11 | 終値はいずれの移動平均線の下にあり、短期・中期・長期とも下向きのバイアス |
オシレーター系の指標を見ると、RSIは50.2、ストキャスティクスの%K・%Dも50台前半と、いずれも中立的な水準にとどまっています。MACDはマイナス圏にあり下向きの基調を示す一方、ヒストグラムはわずかにプラスへ転じており、下げの勢いが一服しつつある可能性を示唆しています。ただし明確な反転シグナルとまでは言えず、方向感を欠く展開が続いていると見られます。
トレンド系では、終値がSMA20・50・200のすべてを下回っており、短期から長期まで一貫して下向きのバイアスが残っていることがわかります。ADXは20.0と、トレンドの強さを測る目安である25を下回っており、明確なトレンドが出ているとは言いにくい局面です。ただし-DIが+DIを上回っていることから、方向性としては下向きの圧力がやや優勢とみられます。ボリンジャーバンドは上限4340.64・下限4071.48で、現在値はバンドの中央付近に位置し、スクイーズ(収縮)も顕著ではない状況です。一目均衡表では、転換線4166.75・基準線4265.5がともに価格の上に位置し、価格は雲(上限4480.98・下限4355.2)の下にあることから、短期・長期ともに重い地合いが示唆されます。直近のサポートは4091.2ドル、レジスタンスは4414.1ドル付近が意識されやすい水準です。

本日の経済指標
| 時刻(JST) | 国 | 指標名 | 重要度 | 予想 | 前回 |
|---|---|---|---|---|---|
| 21:30 | カナダ | CPI m/m | 高 | 0.2% | -0.1% |
| 21:30 | カナダ | Median CPI y/y | 高 | 2.0% | 2.0% |
| 21:30 | カナダ | Trimmed CPI y/y | 高 | 1.9% | 1.9% |
本日は同時刻にカナダの消費者物価指数(CPI)関連の発表が3種類予定されており、いずれも重要度「高」とされています。CPIはインフレ動向を映す代表的な指標であり、市場では中央銀行の金融政策スタンスを占う材料として注目されます。予想を上回る結果となれば利上げ観測や利下げ見送り観測が強まりやすく、逆に下振れすれば緩和的な政策観測が強まりやすい傾向があります。カナダドル(CAD)自体への影響が中心ですが、インフレ指標全般への市場の反応として、米ドルの金利観測や世界的なリスク心理にも波及することがあり、結果としてゴールド相場にも間接的な影響が及ぶ可能性があります。
注目ニュースと相場への影響
「米就業者 市場予想に反し減少 利上げ観測後退で円高ドル安進む」という見出しからは、米国の雇用統計が市場予想を下回ったことが読み取れます。一般に雇用統計の下振れは、米金融当局の利上げ観測を後退させる材料として受け止められやすく、ドル売りにつながる傾向があります。金利低下観測が強まる局面では、利息を生まないゴールドの相対的な魅力が高まりやすく、金相場にとって支援材料となりやすい傾向があります。
「NY外国為替市場 円高ドル安が進む 米雇用統計発表受け」という見出しは、上記の雇用統計を受けてニューヨーク市場でドル安・円高が進行したことを示しています。ドル建てで取引されるゴールドにとって、ドル安は一般に割安感を生み出し買いを誘いやすい要因とされます。為替市場でのドルの方向感は、金相場のドル建て価格形成に直接関わる重要な背景情報となります。
「円相場 値下がり 米雇用統計発表控え様子見の投資家も」という見出しからは、重要指標の発表を控えて市場参加者が様子見姿勢を強めていたことがうかがえます。一般に重要指標の発表前は、方向感の定まらない小動きとなりやすく、発表後に大きく値が動く傾向があります。ゴールドについても同様に、指標発表前後でボラティリティが高まりやすい点には留意が必要です。
本日の注目ポイント
テクニカル面でのサポート・レジスタンスを整理すると、上値側では直近レジスタンスの4414.1ドル、下値側では直近サポートの4091.2ドルが目安として意識されます。また、前営業日終値(base_close)の4181.1ドルを基準にATR(14)の値幅を加味すると、本日想定される値幅の目安は下限4113.19ドル、上限4249.01ドルとなります。
上値を試す展開になった場合は、まず4249.01ドル付近のATRレンジ上限、さらにその先では4414.1ドルのレジスタンスが意識されやすいと考えられます。一方、下値を試す展開になった場合は、4113.19ドル付近のATRレンジ下限、さらに下では4091.2ドルのサポートが節目として注目されそうです。いずれのシナリオも現時点での目安であり、相場展開次第で変化し得る点にご留意ください。
今日のワンポイント知識
今日は「ロールオーバーと市場の1日」について解説します。外国為替証拠金取引やゴールドのようなCFD商品では、取引が24時間近く行われているため、「1日」の区切りをどこに置くかが重要になります。一般的な業界慣行では、ニューヨーク市場のクローズ(米国東部時間17時前後、日本時間では夏時間・冬時間により深夜から早朝にかけて)が1日の区切りとされ、この時刻をもって日足ローソク足が確定します。この区切りの瞬間に行われる事務的な処理が「ロールオーバー」と呼ばれるもので、ポジションを翌日に持ち越す際のスワップポイント(金利差調整)の計算も、通常この時刻を基準に行われます。
初心者がチャート分析を行う際に注意したいのは、使用しているチャートツールやFX会社によって、日足の区切り時刻(NYクローズの定義)が若干異なる場合がある点です。同じ銘柄でも、提供会社によって日足の高値・安値や終値の数値が微妙に異なることがあるのはこのためです。また、ロールオーバーのタイミング前後は一時的に値動きが薄くなったり、逆にスプレッドが広がったりすることもあるため、この時間帯をまたいでの取引には注意が必要です。日足ベースでテクニカル分析を行う際は、自分が見ているチャートの区切り基準を把握しておくことが、より正確な相場解釈につながります。
本記事は情報提供を目的としており、投資助言ではありません。
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