【8/25 ゴールド朝刊】XAUUSDは上昇(+0.63%)で4710.0ドル

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昨日のゴールド振り返り

2026年8月24日の金(ゴールド/XAUUSD)は、前営業日終値4680.6ドルに対して始値4675.4ドルでスタートし、日中は高値4738.5ドル、安値4651.8ドルの間で推移した後、4710.0ドルで取引を終えました。前日比では+29.4ドル(+0.63%)の上昇となり、値幅(日中レンジ)は86.7ドルとなっています。

前営業日の15分足(日本時間)
前営業日の15分足(日本時間)

15分足ベースで見ると、日中の安値は日本時間09:15頃、高値は22:30頃に記録されており、東京時間の序盤に売られた後、時間の経過とともに買いが優勢になっていく展開だったことがうかがえます。時間帯ごとの値動きを整理すると以下の通りです。

時間帯 始値 高値 安値 終値 変化幅
東京時間(7〜15時) 4675.4 4713.8 4651.8 4697.3 +21.9
欧州時間(15〜21時) 4697.5 4728.3 4684.2 4715.0 +17.5
NY時間(21時〜翌6時) 4715.2 4738.5 4681.2 4710.0 -5.2

東京時間は序盤に安値を付けたあと切り返し、+21.9ドルの上昇で終えています。欧州時間に入るとさらに買いが継続し、+17.5ドルの上乗せとなりました。NY時間では高値4738.5ドルを更新する場面がありましたが、その後は伸び悩み、最終的にはわずかな下落(-5.2ドル)で終値を迎えており、高値圏でのやや上値が重い展開だったことが読み取れます。

直近5営業日の推移を見ても、8月18日に-1.17%となった後、19日+2.83%、20日+1.91%、21日+2.31%と大きめの上昇が連続し、24日は+0.63%とやや上昇ペースが鈍化しています。短期間での急ピッチな上昇が続いた後の値動きであることが、この日の値動きの背景として意識されます。

テクニカル状況

指標 数値 読み方の目安
RSI(14) 87.6 70を大きく超える水準で、買われすぎとされる領域に入っています
ATR(14) 97.25 1日あたりの平均的な値動き幅の目安。ボラティリティは高めの水準です
ADX(14) / +DI・-DI 30.2 / 42.0・14.8 ADXが25を上回りトレンドが発生している状態。+DIが-DIを大きく上回り、上昇方向の勢いが優勢です
MACD(シグナル・ヒストグラム) 127.51(83.65・43.85) MACDがシグナルを上回り、ヒストグラムもプラス圏で拡大しており、上昇モメンタムが強いことを示します
ストキャスティクス %K・%D 95.3・96.6 ともに80を大きく超えており、短期的な過熱感が強い状態です
ボリンジャーバンド上限・下限 4734.85・3896.59 終値4710.0は上限バンドに接近しており、バンドウォーク的な強い上昇局面の可能性があります
SMA20・50・200 4315.72・4190.64・4503.06 終値はいずれの移動平均線の上に位置しており、短期・中期・長期のいずれで見ても上向きの並びです

オシレーター系の指標を見ると、RSIは87.6、ストキャスティクスの%K・%Dも95前後と、いずれも一般的な過熱ゾーンに入っています。こうした水準は短期的な反落や調整が意識されやすい局面とされますが、トレンドが強い相場ではRSIが高止まりしたまま推移するケースも少なくないため、過熱感のみで方向性を判断するのではなく、他の指標と合わせて確認することが一般的とされています。一方でMACDはシグナルを上回り、ヒストグラムもプラス圏で拡大しており、モメンタム面では上昇基調が継続していることを示しています。

トレンド系の指標では、終値がSMA20・SMA50・SMA200のいずれの上にも位置しており、短期から長期まで一貫して上向きの並びとなっています。ADXは30.2と25を上回る水準にあり、方向感のある相場が続いていることを示唆し、+DIが-DIを大きく上回っていることからも上昇方向の勢いが優勢であることがうかがえます。一目均衡表では、価格が雲の上に位置し、転換線(4526.75)が基準線(4369.1)を上回り、価格も基準線の上にあることから、複数の観点から上向きの並びが確認できます。サポート・レジスタンスの面では、直近の抵抗帯が4738.5ドル、支持帯が4017.9ドルとされており、双方の水準にはある程度の距離があります。

XAUUSD日足・直近30営業日(色付きが前営業日)
XAUUSD日足・直近30営業日(色付きが前営業日)

本日の経済指標

時刻(JST) 指標名 重要度 予想 前回
02:00 米国 Treasury Sec Bessent Speaks
23:00 米国 CB Consumer Confidence(消費者信頼感指数) 90.3 90.8

本日は重要度「高」に分類される指標の発表は予定されていません。財務長官の発言や消費者信頼感指数といった中程度の注目度の材料はあるものの、相場に大きな影響を与える可能性は限定的とみられます。

注目ニュースと相場への影響

「米就業者 市場予想に反し減少 利上げ観測後退で円高ドル安進む」という見出しからは、米国の雇用者数が市場予想を下回ったことが読み取れます。雇用統計が弱い結果となった場合、市場では将来の利上げ観測が後退しやすく、米金利の低下観測はドルの相対的な魅力を弱める方向に働く傾向があります。金利を生まない資産である金にとっては、金利低下観測はマイナス金利コストの軽減という意味で相対的に支援材料となりやすく、ドル建て金価格には追い風となりやすい構図です。

「NY外国為替市場 円高ドル安が進む 米雇用統計発表受け」という見出しも同様に、雇用統計の発表を受けてドル安・円高方向に相場が動いたことを示しています。一般にドルが弱含む局面では、ドル建てで取引される金は相対的に割安感が生まれやすく、他通貨建ての投資家にとって購入しやすくなることから、金価格の下支え要因として意識されやすい傾向があります。

「円相場 値下がり 米雇用統計発表控え様子見の投資家も」という見出しからは、指標発表前に持ち高調整の動きが出ていたことがうかがえます。重要指標の発表前には、方向感を欠いた様子見ムードが強まりやすく、金相場についても同様に、材料発表前は積極的な売買が手控えられ、方向性の乏しい値動きになりやすいという一般的な傾向があります。

本日の注目ポイント

直近のレジスタンスは4738.5ドル、サポートは4017.9ドルとされています。また、前営業日終値4710.0ドルを基準に、ATR(14)による値幅の目安を加味すると、上下のレンジはおおむね4612.75ドル〜4807.25ドルの範囲に収まりやすいとされています。

  • 上値シナリオ: 上値を試す展開になった場合、直近高値圏である4738.5ドル、さらにATRベースの上限目安である4807.25ドル付近が意識されやすい水準として挙げられます。
  • 下値シナリオ: 反落する場合は、ATRベースの下限目安である4612.75ドル付近がまず意識され、さらに下押しが強まった場合は直近サポートである4017.9ドル付近までの距離があります。

これらの水準はあくまで過去の値動きに基づく目安であり、今後の値動きを保証するものではない点にご留意ください。

今日のワンポイント知識

今日は「グランビルの法則」について取り上げます。これは、価格(ローソク足)と移動平均線の位置関係やその動き方から、売買のタイミングを判断するための考え方として広く知られているテクニカル分析の手法の一つです。1960年代に米国のジョセフ・グランビルが提唱したとされ、買いのタイミングを示す4パターン、売りのタイミングを示す4パターンの合計8つの局面に分類されるのが特徴です。

基本的な考え方はシンプルで、移動平均線は相場のおおまかな方向性(トレンド)を表すとされ、価格がその移動平均線からどのくらい離れているか、また移動平均線自体がどちらを向いているかによって、相場の勢いや過熱感を判断します。例えば、移動平均線が上向きの局面で、価格が一時的に移動平均線を下回った後に再び上抜けてくる場面は「押し目買い」のサインとされ、逆に移動平均線が下向きの局面で価格が一時的に上回った後に再び下抜ける場面は「戻り売り」のサインとされることが一般的です。また、価格が移動平均線から大きく乖離した場合には、行き過ぎた動きとして反転(逆張り的な判断)が意識されやすいともいわれています。

金のチャートに当てはめて使う際の注意点としては、移動平均線の期間設定(短期・中期・長期)によってシグナルの出方が大きく異なる点が挙げられます。短期の移動平均線は反応が早い反面だましも多く、長期の移動平均線は方向性がわかりやすい反面シグナルが遅れがちです。また、金相場は経済指標や地政学的なニュースなど外部要因の影響を受けやすいため、移動平均線とのかい離だけで機械的に判断するのではなく、出来高や他のテクニカル指標、ファンダメンタルズ要因もあわせて確認しながら活用することが望ましいとされています。

本記事は情報提供を目的としており、投資助言ではありません。

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