【8/5 ゴールド朝刊】XAUUSDは上昇(+0.57%)で4134.2ドル 今日はEmployment Change q/q(NZ)に注目

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昨日のゴールド振り返り

2026年8月4日のゴールド(XAUUSD)は、始値4109.6ドルからスタートし、高値4163.8ドル、安値4098.2ドルのレンジを形成したのち、終値4134.2ドルで取引を終えました。前営業日終値4110.9ドルからの変化幅は+23.3ドル(+0.57%)となり、値幅(高値-安値)は65.6ドルとなりました。全体としては下値を切り上げながら緩やかに上昇する一日だったと言えます。

前営業日の15分足(日本時間)
前営業日の15分足(日本時間)

時間帯別の値動きを見ると、以下のような流れになっていました。

時間帯 始値 高値 安値 終値 変化
東京時間(7〜15時) 4109.6 4125.1 4098.2 4117.3 +7.7
欧州時間(15〜21時) 4117.9 4141.8 4101.4 4132.1 +14.2
NY時間(21時〜翌6時) 4132.3 4163.8 4117.2 4134.2 +1.9

東京時間は4098.2ドル付近で安値を付けたあと4117.3ドルまで小幅に持ち直し、欧州時間に入ると買いが優勢となって4141.8ドルまで上値を伸ばしました。NY時間には高値4163.8ドルまで一段高となった後は伸び悩み、終値は4134.2ドルへとやや押し戻される形で一日を終えています。15分足ベースでは日本時間02:00頃に高値、10:00頃に安値が形成されたとの記録があり、東京時間の午前に売り込まれた後、欧州からNYにかけて買い戻しが強まった一日だったことがうかがえます。

直近5営業日の推移を見ても、7月29日の4034.7ドルから7月30日に+1.62%と大きく上昇し、その後は7月31日+0.17%、8月3日+0.09%と伸び悩む場面を挟みつつ、8月4日に再び+0.57%高となっており、一進一退を繰り返しながらも緩やかな上昇基調が続いていると整理できます。

テクニカル状況

指標 数値 読み方の目安
RSI(14) 59.2 中立からやや強含み。50超で買い優勢圏だが80近い過熱ではない
ATR(14) 59.56 1日あたりの平均的な値動き幅の目安。ボラティリティはやや高め
ADX(14) / +DI・-DI 23.7 / +DI 30.8・-DI 24.6 ADX20台はトレンドがやや形成されつつある水準。+DIが-DIを上回り上方向優勢を示唆
MACD(シグナル・ヒストグラム) -20.0(シグナル-39.58、ヒスト+19.58) MACD・シグナルともにマイナス圏だが、ヒストグラムはプラスで直近は上向きの勢い
ストキャスティクス %K・%D 82.3 / 74.2 %Kが80超で短期的には買われすぎ圏に接近
ボリンジャーバンド 上限・下限 上限4160.99 / 下限3973.63 終値4134.2は上限付近に位置し、バンド上寄りでの推移
SMA20・50・200 4067.31 / 4185.56 / 4479.43 終値はSMA20の上だがSMA50・200の下。短期は強く中長期は弱い状態

オシレーター系の指標を見ると、RSIは59.2と中立圏の上寄りにあり、過熱感は限定的です。一方でストキャスティクスは%Kが82.3、%Dが74.2と80ラインを上回っており、短期的にはやや買われすぎの水準に近づいています。MACDはシグナルを上回りヒストグラムもプラスに転じていることから、直近の勢いとしては上向きの動きが確認できますが、MACD自体はまだマイナス圏にあるため、下落局面からの戻りの途上にあるとも解釈できます。短期的な過熱感と勢いの強さが同居している状況といえるでしょう。

トレンド系の指標では、ADXが23.7と、トレンドの有無を判断する目安とされる20〜25のゾーンにあり、方向感が出始めている段階です。+DIが-DIを上回っていることから、直近は買い圧力がやや優勢と読み取れます。移動平均線については、終値がSMA20(4067.31)を上回る一方、SMA50(4185.56)およびSMA200(4479.43)の下に位置しており、短期は上向き、中長期は下向きという「ねじれ」の状態にあります。ボリンジャーバンドは終値4134.2が上限4160.99に近く、バンドの上寄りでの推移が続いています。一目均衡表を見ると、価格は雲の下に位置し、転換線(4094.3)が基準線(4081.1)を上回り、価格も基準線の上にあることから、短期的な戻りの動きはあるものの、雲(下限4223.85〜上限4421.5)を明確に上抜けるまでは中長期的な上値の重さが意識されやすい局面と言えます。サポート・レジスタンスの観点では、直近安値の3964.2ドル、直近高値の4170.7ドルが節目として意識されやすい水準です。

XAUUSD日足・直近30営業日(色付きが前営業日)
XAUUSD日足・直近30営業日(色付きが前営業日)

本日の経済指標

時刻(JST) 指標名 重要度 予想 前回
07:45 NZ Employment Change q/q 0.1% 0.2%
07:45 NZ Unemployment Rate 5.4% 5.3%
21:15 米国 ADP Non-Farm Employment Change 68K 98K
23:00 米国 ISM Services PMI 54.5 54.0

重要度「高」に区分されているニュージーランドの雇用統計とその失業率は、同国通貨だけでなく世界的な労働市場心理を測る一つの材料として市場に注目されます。失業率が予想通りに上昇する結果となれば、景気減速への警戒からリスク回避的な動きが強まりやすく、そうした局面では安全資産とされる金に資金が向かいやすい傾向があります。逆に雇用の底堅さが確認されれば、リスク選好が優勢となり金の上値が抑えられる展開も想定されます。

注目ニュースと相場への影響

「日米 追加協調介入も辞さず 米当局のドル調達の仕組み活用で」という見出しからは、為替市場における過度な変動に対して日米両国が協調して対応する姿勢を示していることが読み取れます。一般に、通貨当局による協調介入への言及や実際の介入は、急激な円安・ドル高やその逆方向の動きを抑制する効果を持つとされ、為替のボラティリティを一時的に低下させる傾向があります。ドルの方向感が定まりにくくなることで、ドル建てで取引される金相場もまた方向感を欠きやすくなり、材料次第で振れ幅が大きくなる可能性がある点に注意が必要です。

「7月31日介入は4兆円超える規模か 民間仲介会社の分析」との見出しは、実際に大規模な為替介入が実施された可能性を示すものです。一般的に、大規模な介入が観測されると、その通貨(この場合は円)が急速に強含む一方、ドルは相対的に弱含みやすくなります。ドルが弱含む局面では、ドル建て資産である金が割安に映りやすく、金価格の下支え要因として働く傾向があります。ただし介入の効果が一時的なものにとどまるケースもあり、その後の値動きの持続性には留意が必要です。

「円相場 一時1ドル=155円台前半まで値上がり」「円相場 値下がり」という一連の見出しからは、円相場が介入観測などを背景に大きく変動していることがうかがえます。一般に、ドル円が大きく振れる局面ではドル指数全体の動きも連動しやすく、ドル安が進めば金は相対的に買われやすく、ドル高が進めば金には上値抑制圧力がかかりやすいとされます。円相場の一連の動きは、ドルの強弱を映す一つの手がかりとして、金相場の値動きを読む上でも参考材料になり得ます。

本日の注目ポイント

サポート・レジスタンスの観点では、直近レジスタンスが4170.7ドル、直近サポートが3964.2ドルとして意識されています。また、前営業日終値(4134.2ドル)を基準にATR(14)の値幅を加減した目安として、上値側は4193.76ドル、下値側は4074.64ドルが一つの参考水準となります。

上昇シナリオとしては、直近レジスタンス4170.7ドルや、ATRベースの上値目安4193.76ドル付近までの値動きが視野に入るか、というのが一つの見方です。一方で下落シナリオとしては、ATRベースの下値目安4074.64ドル、さらに直近サポート3964.2ドルまでの調整があるかどうかが注目点となります。いずれの方向に進むかは本日発表される経済指標や為替市場の動向にも左右されるため、どちらか一方を断定的に見込むのではなく、両方向の可能性を踏まえておくことが望まれます。

今日のワンポイント知識

ストキャスティクスは、一定期間の値動きのレンジの中で、現在の価格がどのあたりに位置しているかを示すオシレーター系のテクニカル指標です。主に%Kと%Dという2本の線で構成され、%Kは直近の値動きに敏感に反応する線、%Dは%Kを平滑化してより滑らかにした線として扱われます。この2本の線の位置関係やクロスの仕方から、相場の勢いの変化を読み取ろうとするのが基本的な考え方です。

数値の目安としては、一般的に80以上を「買われすぎ」、20以下を「売られすぎ」の水準とみなすことが多く、これらのラインを基準に相場の過熱感を判断します。ただし、強いトレードが続く相場では80以上や20以下に張り付いたまま推移することも珍しくないため、この水準だけを根拠に逆張りの判断をすると、トレンドに逆行してしまうリスクがある点には注意が必要です。

また、ストキャスティクスには算出方法の違いによって「ファスト」と「スロー」の2種類があります。ファストストキャスティクスは値動きに敏感で反応が早い分、細かいダマシが増えやすく、スローストキャスティクスはやや平滑化されている分、反応は遅くなるものの、比較的安定したシグナルが出やすいとされています。金のチャートで活用する際は、単独の水準だけで判断するのではなく、RSIやMACDといった他のオシレーターやトレンド系指標と組み合わせて、複数の視点から相場の状況を確認する姿勢が大切です。

本記事は情報提供を目的としており、投資助言ではありません。

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